幼ならと遊びし幾日サツキ散りてんてんてんと五月尽日
2022年5月のブログ記事
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禍々し当て字なるかな禍威獣(かいじゅう)はコロナ禍の中シンウルトラマン
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とろとろと絶品カレー煮込む初夏華の嵐のあなたはいない
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忍ぶれどわれの目を止む忍冬ま緑のなか白花揺れて 忍冬ググれば歌の懐かしき因幡晃のサビのフレーズ
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チュチュはピンク妖精踊る輪になって隣の塀の薔薇バレリーナ
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ドクダミの花のスケッチ額に入れやがて降り出す雨のやさしき
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目に清し緑したたる五月晴れ朱夏の気配の灯る柘榴に
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一週間締めくくる夜金曜の心を洗う「ショーシャンクの空に」 ハハハハハ雨に打たれて脱獄の笑うしかない自由と希望
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花びらの渦巻く渦に引き込まれ薔薇は一つの宇宙の形
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白鷺に鴉を供に耕運機畑を耕す農夫を乗せて
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アマリリス花の集いて聞こえるはラリラリラリラ調べなるかな
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ビッグボス采配光る試合ありだから人生おもしろいんだ 新庄監督の写真がコピー出来ませんでした。🥲
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馬鈴薯の薄むらさきの花見れば思うふるさと詠みし啄木
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雨上がり山水画めく窓のそと山にかかりし霞たなびく
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紫陽花の蕾は雨に濡れながら夢を見ているパステルの夢
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グリンピース鞘から出すは楽しかり吾子手伝いし小(ち)さき手かの日
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筍は獣めく皮脱ぎ捨ててぐんぐん伸びて若竹となる
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やさお酢はやさしおすとぞ噴霧する百合の蕾を喰らう虫たち
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見上げれば小さいベルの形して白き小花のえごの花咲く えごの花にエゴなど無くて清楚なりわがうちにあるエゴ照らすごと
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新緑の若葉もみじよ青もみじダム湖を渡る風にきらめく 新緑と空と湖水の碧い色厨に初夏の風吹く暦
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御不浄を借りればそこに牡丹花の小さき花瓶の見えぬ大輪
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野薊のほうっと揺れてる連休の刻(とき)のそこだけ止まる野薊
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緻密なる模写の極致の藤の花壁一面に散るなかりけり 結句が、あやふやです。どなたか、教えていただきたいです。🙇♀️
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薫風に菖蒲かあやめ、一初(いちはつ)かよく似し紫紺庭の初夏
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余白少し色鉛筆の遺作画のコスモスに降る秋の残照
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園庭に子らの作りし鯉のぼり五月の風の波に揺られて
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赤い実を啄む雀見え隠れさくらんぼの実熟れて食べ頃