泥臭くありのままでとエンディング清々しかる池井戸シネマ
2022年8月のブログ記事
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花火草ぱちぱち開く庭のすみ秋は静かに猛暑忘るる
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飛ばされぬように帽子を抑えたりおでこを目指し涼風至る
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帽子帽子たくさんあれど似合うものわずかであれば断捨離三文字
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秋浅しショーウィンドウに毛皮あり乙女はいつかマタギになるや
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虫の音や精霊蜻蛉の飛び交えば落蝉消えて残りし微塵 見苦しいのを🙇♀️
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塀を超え南瓜の蔓が車庫へ伸びのびのび伸びて処暑となりたり
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夏闌けてオクラの花の黄の花の芯のむらさきビロードの秋
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手に取りし『三千円の使い方』引き込まれ読む本屋の店頭
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高原に草はむ馬は身重かな「お馬の親子」唱歌思いて
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金スマに干されし人の戻りくる人生は海人は波なり
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リハビリに長く使いし関節の労をねぎらい風呂撫で洗う
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ほどほどの水ありがたく田の水の瀬音するなりじき稲の花
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広重の浮世絵思う土砂降りの線書きの雨矢のように降る 浮世絵が雨の絵でなくて、🙇♀️
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公園のフェンスの格子抜けて咲く鉄砲百合の花は戻れず
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爺作るクラフト工作名将をちまちま器用に傲然屹立
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親も子も配属までもガチャと言うガチャガチャ寂しひらけよ未来
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レプリカの骨となりたる恐竜を見上げる子らのジュラシックパーク
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ほんとうに西郷さんはこんな顔思いつつ食むさつまぼっけもん
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青柿の夏の日差しに太りゆき青田を撫でる秋立つ風よ
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毒のあるキョウチクトウは夏空の記憶に浮かぶ推理小説
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夏籠り余暇のありては何せむとネットに開く文豪占い
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携帯のお尻にコード突き刺して電気という名の燃料チャージす
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お土産の嬉し出張の夫帰り全部一度に食べぬようにと
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ことさらに急がぬ便り絵葉書の瑠璃色淡き花の戯れ
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いぶりがっこタルタルソースにチーズのせトースト試食す深き味わい
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みちのくのいぶりがっこは沢庵の一つお洒落なタルタルソースに
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八月は向日葵続くカレンダーかのウクライナ忘るべからず
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人間の体温のよな気温なりこれが普通となる日の怖し